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株式会社犀の角 公式ブログ

台東区で保育所を運営しています

ブログから読み解く不動産仲介業者の建前と本音

前回のエントリーとは違い、今回はブログに絞り「不動産 高く 売る ブログ」で検索上位のブログをチェックしていきます。Let's Google 上位はほぼ企業ひも付の明らかなやらせPRブログばかりです。どうでもいいですけどこういう見栄えのいい擬似ブログや「お客様の声」ページを作って自社サービスのいい事しか書いていないのは非常にやらせっぽいので胡散臭い会社だなあと感じます。ユーザーはみんな馬鹿だと思ってるんでしょうかね。さて、そんなやらせブログはサクサク飛ばして20位にやっと個人ブログっぽいのが出てきました。

素人さんの為の不動産学校:419) 不動産を高く売る方法 (仲介業者を選べ!)

 

いいですねーライブドアブログホリエモンは嫌いですが、ヤフーよりも今だにライブドア派です。ヤフーはサイトのつくりが無機質な印象受けるんですよね。不動産会社社長さんのブログですが一般ブログと言って遜色ない作りです。仲介業者の心理が勉強できる良い題材なので一緒に勉強していきましょう。この方がおっしゃていることを建前として列挙して、そこから見え隠れする本音を導くスタイルでやっていきます。

 

建前①交渉力のある会社に頼んで高く売ってもらいましょう

一見正論ですね。しかし買取業者売りに関しては完全に売り手市場なので、該当物件を得意分野とする企業を募って入札形式をとれば過度の競争原理が働いて現況最高価格がはじかれます。ここに交渉の余地はほぼありません。つまり彼の言う交渉力のある会社とは、言うなれば一般買主を言いくるめて高値で売りつけられる会社です。万が一それが可能だとしても、売主であるあなたは幸せでしょうか。その買主が将来相場より高く買ったことに気づけばあなたにも仲介業者にも悪い感情を抱くでしょう。こういうふうなことが多々あるので不動産業界に対する負の感情が今に至るまで蓄積されてきたのです。そして彼の交渉力は買主だけではなく、あなたに対してもいかんなく発揮されます。結果的に落ち着くのが決して希望していない値段であっても言いくるめられて説得されてしまうかも知れません。交渉力は諸刃の剣なのです。

 

建前②手数料の減額の分高く売れるとは限らない

これは仰るとおりです。世の中には手数料収入以外にも仲介業者の報酬は存在します。手数料として明示せず、買取業者からリベートを受けて結果的に成約価格を下げて売主利益を貪っている業者は沢山います。売主に隠れてそのようなことをするのは明らかに背任行為です。買取業者からのリベートは担当ボーナスと言い、業界ではタンボと呼ばれていて、こうした不透明な取引はいまなお横行してます。公正な取引のため、一般の売主・買主に不信感を抱かせないためにも、取引の透明化こそが業界が取り組むべき課題です。契約書にお金の流れについて書かれている項目がありますか?依頼者利益に反する不当な金銭の授受は厳しく禁ずるべきで、その為の方策を弊社としても考えなければなりません。

 

建前③沢山の業者を周り話を聞いてもらい、信頼できる一社と専任媒介を結べ

前半は全く同感です。しかし業者周りをする第一の目的は、信頼できる業者を選ぶことではありません。あくまでも物件の価値を知ること、業界の実態を知ることです。業者との人間的なつながりは売主の不動産の価値の向上にはつながりません。業者は売主の信頼を得て、納得させて、契約を結び、最終的に手数料報酬を得ることが仕事なので、こちらが信頼うんぬんということに気を取られているならまんまと業者の術中です。ましてや専任媒介を結んでしまうと完全に彼らの思うツボです。身動きが取れないままどんどん価格を下げられていき、納得いかない価格で渋々契約せざるをえなくなるのがオチです。でも彼らが100%悪いのではありません。彼らは厳しいノルマに追われているので、数字を追いかけて上記の行動をとるのは致し方ないことなのです。悪いのは業者ではなく手数料を宅建業法で定められた上限いっぱいとらなければ存続できない業界の高コスト体質です。もし仲介業者と媒介契約を結ぶときは、身動きが取りやすい一般媒介を選ぶことをお勧めします。業者に誘導されるのではなく、あくまで契約の主体は売主自身であるべきです。そいうったマインドのある売主に、当社のサービスをぜひ利用して頂きたいと思っています。

 

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