犀の角のように
林の中で縛られていない鹿が食物を求めて欲するところに赴くように、聡明な人は独立自由を目指して、犀の角のようにただ独り歩め
金の細工人が見事に仕上げた二つの輝く黄金の腕輪を、一つの腕にはめれば、ぶつかり合う。それを見て、犀の角のようにただ独り歩め
肩がしっかりと発育し蓮華のように見事な巨大な像は、その群れを離れて、欲するがままに森の中を遊歩する。そのように、犀の角のようにただ独り歩め
貪ることなく、詐ることなく、渇望することなく、覆うことなく、濁りと迷妄とを除き去り、全世界において妄執のないものとなって、犀の角のようにただ独り歩め
「これは執着である。ここには楽しみは少なく、快い味わいも少なくて、苦しみが多い。これは魚を釣る釣り針である」と知って、賢者は、犀の角のようにただ独り歩め
水の中の魚が網を破るように、また火がすでに焼いたところに戻ってこないように、諸々の結び目を破りさって、犀の角のようにただ独り歩め
音声に驚かない獅子のように、編みにとらえられない風のように、水に汚されない蓮のように、犀の角のようにただ独り歩め
以前に経験した楽しみと苦しみとを擲ち、また快さと憂いとを擲って、清らかな平静と安らいとを得て、犀の角のようにただ独り歩め
最高の目的を達成するために努力策励し、こころが怯むことなく、行いに怠ることなく、堅固な活動をなし、体力と知力とを備え、犀の角のようにただ独り歩め
ブッダのことば (中村元訳) 第一章蛇の章 三、犀の角 より
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