これから自殺しようと考えている人へ
今あなたは 深い深い絶望につつまれている
一生そこから抜け出すことはできないと考えている
とにかく その苦しみから解き放たれたい
この苦しみは誰にも理解されないと思っている
もしくは 理解してくれたとして 自分以外にはどうすることもできないと
自分で自分の人生を終わらせることが 最善の解決策である
こんなに自殺のハードルが低くなっていることに驚きながら
わずかな希望をもって ネットの世界をさまよっている
自分を救ってくれる言葉はないだろうか
わたしからあなたに伝えられること
残念ですが
誰の言葉も いまのあなたには届かない
あなたは 自分でも気が付かないうちに
完全に死に支配されている
神がいたとしても 誰一人 あなたを救える存在はいない
生きることからは 思うよりも簡単に逃れられる
この世から 自殺は決してなくならない
死んで苦しみから逃れられるのなら そんなに楽な事はないから
仮にあなたが自殺したとして
世界はなにごともなかったがごとく回り続ける
葬儀屋が儲かるだけだ
世間への恨みを抱えながら これを読んでいる人へ
あなたが死んでも 社会は何一つ変わらない
恨み人の名前を遺書に記して 死後に裁きを与えようとしている人へ
その計画は、大半が失敗しています
どんな施策をとろうとも 自殺を正当化することはできません
そして 自分が嫌で嫌でたまらなくて この世から消し去ろうとしている人へ
人間は どんなにみじめで恥ずかしくて情けない姿になっても
天命か法か他人が あなたに死を与えるまでは
泥の中をもがいてでも
這いつくばってでも
生きることを義務付けられています
そうやって懸命に生きてきた人だけが 最後に与えられる
とても尊いもの
それが死です
なぜあなたは 自分の勝手に 死を手にしようとしているのか
なぜ自分の命は自分の自由にできると思っているのですか
それは この自由な日本に生まれ 活動できていることを
特権だ当たり前だと勘違いし
国を恨み 呪い 破壊するのが使命になっている
いまのあなたと同じように 彼らに言葉は通じません
もしあなたが そんな糞のつく左翼ではないのならば
これだけが 最後のお願いです
どんなに無様な姿でも ドアを開けて
明朝の日の出を拝みに行ってください
そして 陽の光の暖かさと眩しさを 瞼の裏に焼き付けてください
外気がもっとも寒くなる日の出直後
陽の光を浴びていると
肌にそそぐ陽のあたたかさだけではなく
体温が徐々に上がっていき
体の芯から 末端まで
あたたかくなってくるのを感じます
なぜなら あなたの身体に 血が流れているから
血液は24時間止めどなく あなたの体中を
くまなく駆け巡って 外気が冷やす
あなたの肉体を あたため続けている
それがこんなにも尊いことなのだと
あなたは初めて 自分の肉体が愛おしく思えます
死んで躯になれば
心臓は止まり 血流は停滞し
そのあたたかさを感じることは
もう二度とありません
それだけが 最後のお願いです
あとはあなたの命で何をしようと あなたが決めることです
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